以下は中3の生徒さんとわたしとの実際にあった会話です。
生徒A 先生、教室に蚊がいるので殺虫剤はありませんか?
先生B ん~、でも蚊はメスしか刺さないんだ。
生徒A 何でですか?
先生B メスは卵を産むためにたくさんの栄養が必要だから、
それで人の血を吸うんだ。
メスかオスか聞いてからにした方がいいよ。
生徒A 蚊に恐るおそる近づいて…
ア~、ユ~、レディ~?
と、英語で話しかけました。
ここでひとつ疑問がわきます。
ア~、ユ~、レディ~?と話しかけられた蚊は、
はたして、Are you a lady?と認識したでしょうか。
もしかして、Are you ready?と聞いたかもしれません。
こちらだと、「準備はいいかい、刺してちょうだい」って意味になります。
だ・か・らァ、 わたしはいつも言ってるんです。
冠詞は重要なんだと!
普段からこの生徒さんは冠詞を吹っ飛ばします。
きちんと、ア~、ユ~、ア、レディ~?と言っていれば。
そんなこんなしているうちに、その蚊はいなくなってしまいました。
わたしのおかげで命拾いしたわけですね。
数日後、わたしは夢を見ました。
ある日美しい女性がわたしの家を訪ねてきて、
「行くところがないからここで一緒に暮らしたい」と。
しばらくの間二人で幸せに暮らしていましたが、
わたしが約束を破ってしまうと、どこかに行ってしまいました。
ブ~ンという音ではっと目が覚めたわたしの体は、
いたるところ蚊に刺されていました、とさ。
後半部分はもった話ですね。
蚊の行動範囲は半径100メートルくらいだそうです。
30キロも離れたわたしの家には来られませんね。
本日は、「普段から英文は正確に書く練習を」と
「約束は守ろう」というお話でした。
ちゃん、ちゃん。