22(日)に宇短附の国語の過去問を学習していた生徒さんから、
「わからない問題があるから教えてほしい」と言われました。

2021年の国語大問1の問九の選択問題です。
出典は「京都大学学術出版会/マルチ言語宣言」でした。

これ、中学生にはかなり難解な論説文です。
しかも200ページ以上あるものの中から、
ほんの一部の抜粋を要約して選択せよと…

たぶん私が解説して「ふ~ん、何となくわかりました」と、
あっさり片がつくはずです。
でもそれで理解できるはずがないんです。

わたしは「解るまで何回でも読め」と言いました。
「何回読んでも解らなければ一緒に考えよう」と。

わたしのボランティア活動で、
裁判記録を読んで理解しなければならないことがあります。
最初は全く理解できない内容も、何回も何回も読むことで理解できることを
わたしは身をもって体験しています。

うれしいことにはこの生徒さん、何回も読んだ後で
「納得できたと思います」と言ってくれました。

これ、いいかげんに言ったのではなく、
本当に理解できたのはその表情で解ります。
なんともいい表情になるんですよね。

もちろん今日どういうふうに納得できたか、
生徒さんにうかがうつもりですが。

でも、ひとつ気になることが。
このときおさかなさんが、
「この先生、教えるのめんどくせーから読めなんて言ったな」
というような視線をわたしにチラッと送ったような…

そんなことはありませんよ、たぶん。

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まごころ先生

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